住宅コラム

フラット35、わずかながら金利上昇!

住宅金融支援機構(東京都文京区)が

民間金融機関と提供するフラット35の

2017年11月の適用金利が発表されました。

◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の

主力タイプの金利幅は…

1.37%(前月より+0.01%)~1.99%

と、今月はわずか0.01%ですが、

金利を引き上げました。

 

ですがいまだにフラット35史上

低金利となるので、

魅力的なサービスを提供中です。

 

◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅は以下の通りです。

1.30%(前月より+0.01%)~1.92%

と、中期に関しても金利は若干引き下げました。

 

◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅は…

1.81%~2.43%

◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅は…

1.74%~2.28%

以上のようになっています。

 

フラット35に関しては、

若干金利が引き上げられましたが

どのタイプも0.01%なので、

他の金融機関の上げ幅と比べると、

少ない金利です。

ここ数か月、フラット35は、

金利の上げ下げを繰り返しておりますが、

今月は上がる月でした。

今後は、経済動向からフラット35も

不透明な状況ですが、

フラット35に関しては、

急激に上昇することはないので、

住宅ローンを検討している方にとっては

今の時期がチャンスといえます。

住宅ローン金利の動向を総括すると、

多くの金融機関が

変動金利、短期金利、中期金利を据え置く一方で、

20年を超える長期金利に関しては

引き上げに動きました。

また大きなニュースとしては2017年11月1日に、

みずほ銀行が地方の住宅ローン業務からの

撤退を検討しているとういうことがわかりました。

この動きは長く低金利が続く状況の中で、

メガバンクにとって、住宅ローンが

ドル箱ではなくなっている証拠と

言えるかもしれません。

日本の長期金利は

衆議院の解散総選挙をきっかけに上昇し、

最終的には自民党が大勝したことで、

低下に転じるかと思われましたが、

2017年11月1日現在、目立った低下は見られません。

その理由としては、

世界経済が堅調に推移しており、

米国金利の上昇が日本の国債金利にも

影響を与えていると思われます。

 

ちなみに米国では

11月3日に世界中が注目する景気指標、

雇用統計の発表を予定しており、

この結果次第で12月の利上げの有無が

確定しそうです。

米国の利上げが確定すると、

金利が上昇する可能性が高いでしょう。

特に最近の米国債の動向を分析すると、

10年債は安定的に推移しているものの、

2年債などの短期債の金利が上昇している点が

気がかりです。

この動向は日本の国債金利にも

少なからず影響を与えることが予想されます。

2017年11月に関しては

短期金利は動きませんでしたが、

今後は短期金利の動向に注意を払うべきでしょう。

2017年もあと残すところ2か月ですが、

過去数年の状況から考えると、

今年は住宅ローン金利が激しく動いた年と言えます。

ただこれで終わりというわけではなく、

2018年は今年以上に大きく動く可能性が

ありそうです。

住宅ローンの新規借り入れ、

借り換えを検討されている方は、

金利動向にしっかり注意を払い、

良い条件での借り入れ、借り換えを目指しましょう。

そして

今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、

フラット35は、借入時から完済時まで

全期間固定型の住宅ローン商品なので、

今借り入れた方は35年後の完済時まで

ずっと低金利の恩恵を受けられる…

というメリットがあります。

いくら借入時の金利がいくら低くても、

何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…

 

そうなってしまっては元も子もありません。

目先の数字にとらわれず、

しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の

メリット/デメリットを理解し、

家族のライフプランに合った住宅ローンを

選択しましょう!!

 

※下記のサイトにて、フラット35の金利推移をご確認いただけます。

現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。

http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top

さて全体的に金利があがりましたが

歴史的な低金利を継続しており、

2017年11月も住宅ローンの金利は低水準です。

特に住宅ローンの借り換えを検討している方にとって、

今月が絶好のタイミングであることは間違いありません。

【フラット35】の利用を予定している方、

住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、

いずれにしても、

早めに行動へ移すことをお勧めします!!

それでは、また。